
こんにちは、専門学校教員で
理学療法士のダイ吉です!
面接の最後に聞かれる「何か質問はありますか?」という逆質問。これ、正解が分からず、気まずい空気になりやすいんですよね。

うぅ、あれ嫌いだよ…。

あれは、最後のプレゼン
タイムなんだよ。
100人以上の就活指導をしてきた私から言わせれば、逆質問は「最後にして最大の自己アピールタイム」です。
ここで熱意を伝えきれるかが、内定の合否を分けると言っても過言ではありません。
今回は、数多くの学生を内定に導いてきた私が、面接官を唸らせる「最強の逆質問3選」を伝授します。
面接の最後、逆質問は「最高の自己アピール」
面接の締めくくりにくる「何か質問はありますか?」という問いかけ。
これを単なる「確認作業」だと思っていませんか?実は、面接官はこの時間で、あなたの「本気度」を最終チェックしています。
自己PRや志望動機が上手くいっても、ここで手を抜くと評価がガタ落ちしてしまうのです。
「特にありません」が内定を遠ざける理由
最もやってはいけないのが、「特にありません」と答えてしまうことです。

「一通り聞いたから聞くことがない」というのは、あくまで学生側の都合。病院側からすると、次のように受け取られてしまいます。
「うちの病院に関心がないんだな」
「自分で考える力が低そうだな」
「自分が働く姿をイメージできていない」
理学療法士は、患者さんの課題を自ら見つけ、解決していく仕事です。
それなのに、自分の将来が決まる大切な場面で「質問がない」というのは、致命的な悪印象になりかねません。
逆質問は質問ではなく「熱意の証明」
逆質問の本質は、情報を聞き出すことではなく、「私はこの病院で働きたい!」という熱意を形にして届けることです。

えっ、聞きたいことが
なくても質問していいの?

うん、「知りたい」という
姿勢そのものが熱意だよ。
逆質問に対する、面接官の回答に合わせて自身の想いを伝える。この行動が、面接官に「一緒に働きたい」と思わせる決定打になります。
内定を勝ち取る3つの逆質問
それでは、面接官に「お、この学生は違うな」と思わせる、具体的な逆質問を3つ紹介します。

これらは、私が実際に指導した学生たちが使い、「ずば抜けている」と評価をいただいた、実証済みのフレーズです。
自分の状況に合わせて使い分けられるよう、一つずつ見ていきましょう!
①求められる姿勢についての逆質問
まずは、自分が1年目に何をすべきかを確認しましょう。

では、最後に質問は
何かありますか?
【おすすめの逆質問】

1年目の新人に、
最も求めていることは
何でしょうか?

そうですね、う~ん、
やはり1年目の方には__
この質問は、回答をもらった直後に「熱意を被せる」のが鉄則です。
「技術」を求められたら_
「入職までに評価を復習し、即戦力になれるようこれから準備したいと思います!」
「マナー」を求められたら_
「患者様や多職種の方に信頼されるよう、これからも誠実な対応を徹底します!」
「主体性」を求められたら_
「分からないことはすぐに質問し、周囲を巻き込みながら成長していきます!」
このように、相手の答えに対し、何を頑張るのかを返すだけで、あなたの熱意が100%伝わりますね。
②今後の方向性に関する逆質問
病院が「これからどう変わろうとしているか」を聞くことで、本気度を伝えます。

では、最後に質問は
何かありますか?
【おすすめの逆質問】

来年度からリハビリ科で
新しく始める試みや、
力を入れていく分野は
ありますか?

はい、実は来年度の
リハビリ科では__
ここでも回答に対して、「私は対応できます」という姿勢を見せます。
「訪問リハの強化」と言われたら_
「在宅復帰に興味があるので、その力になれるよう勉強しておきます!」
「最新機器の導入」と言われたら_
「新しい技術を吸収するのは得意です。誰早く使いこなせるよう頑張ります!」
「教育体制の見直し」と言われたら_
「さらに成長できる環境になるのは嬉しいです。新しい体制で貢献したいです!」
病院の「攻めの姿勢」に自分を重ねることで、面接官に「お、頼もしいな」と思わせたら勝ちです。
③活躍のイメージについて
面接官に、あなたが現場でイキイキと働く姿を想像させる逆質問です。

では、最後に質問は
何かありますか?
【おすすめの逆質問】

リハビリ科で、活躍されて
いるスタッフの
共通点はありますか?

そうだなぁ…、活躍して
いる人はだいたい_
ここでは、「自分もその一人になりたい」という決意をセットで伝えます。
「視野が広い」と言われたら_
「患者様だけでなく周囲も見えるよう、常に目配りと気配りを頑張ります!」
「勉強熱心」と言われたら_
「先輩方の知識を吸収し、私も早くそのレベルに追いつけるよう励みます!」
「患者様に寄り添える」と言われたら_
「技術はもちろん、信頼関係を一番に築けるセラピストを目指します!」
成功モデルを聞いて、即座に「自分もそうなります」と宣言する。この潔さが、面接官の心をグッと掴みます。
質問が終わったらアピールチャンス
逆質問が終わったら、

他にも質問ありますか?
と聞かれるはずです。そのため_

病院見学の際に、詳しく
ご説明頂きましたので、
質問は以上です。
と伝えましょう。
もし、さらに余裕があれば、

最後に、ひと言
よろしいでしょうか?
ここで、今日お話しした内容を踏まえ、
と宣言し、

本日はお時間を頂きまして
ありがとうございました。
と言いましょう。そうすれば、

それでは、面接を終わり
ます。お疲れ様でした。
と、お互い気持ちよく終了できます。
まとめ:逆質問で「高評価」を掴み取れ
逆質問は、単なる質問タイムではありません。
「私はもう、この病院で働く準備ができています」という覚悟を伝える、最後の最後のプレゼンです。
今回紹介した3つの質問を使い、面接官の回答に「頑張ります」と熱意をぶつけてみてください。
・求められる姿勢 を聞き、意欲を見せる
・今後の方向性 を聞き、貢献度を示す
・活躍するスタッフ を聞き、成長を語る
これだけで、あなたは他の受験者とは比較にならないほど「ずば抜けた存在」として記憶に残ります。
自信を持ち、内定を勝ち取ってきてください。

それでは、就活が上手
にいきますように。
💡 就活中に「何を優先すべきか分からなくなったら」この「就活完全ガイド」に戻って全体の流れを確認してください。



