こんにちは、理学療法士で
専門学校教員のダイ吉です!
本日のテーマは、筋肉の増減です。
リハビリでは、筋力Upを考える人が多いですよね。でも、筋肉が増える条件と、減ってしまう条件は把握してますか?
あ~、はいはい、
当然、分かってるよ。
う~ん、本当かなぁ。
余裕で知っている内容だと思いますが、自信がない人に向け簡単に解説してみますね。
筋肉が減る条件
まずは、人間の身体から、筋肉が減ってしまう条件から確認しましょう。
要らないと判断した時
まず1つ目の条件は、脳が「この筋肉は要らないよね?」と判断した時です。
使わない筋肉は、ただの重りになるため、エネルギー効率を考えると妥当です。
ただの「お荷物」と判断されれば、リストラ対象となるのも当然ですね。
栄養が不足した時
もう1つの条件は、脳が「栄養が不足しているよね?」と判断した時です。
そうなると、三大栄養素の1つである、タンパク質の貯蔵庫である筋肉を分解し、そこから栄養を作ろうとします。
栄養の不足は筋肉の分解を促進させるため、絶対に避けなくてはいけません。
筋肉が増える条件
ということで、筋肉を増やしたい時は、その反対の条件を揃えてあげましょう。
筋肉に刺激を入れる
筋トレで刺激を入れ、脳に「もっと筋肉が必要だ!」と思わせてあげればOK。
負荷によって傷ついた筋線維は、より強い負荷に耐えられるよう、さらに太い筋線維に生まれ変わっていきます。
身体を守る!という、人間が生まれながらに持っている防衛機構ですね。
修復する材料がある時
運動によって壊れた筋線維は、タンパク質が無ければ、修復することができません。
お肉類や豆類、乳製品などからアミノ酸を摂取し、身体の中に十分なタンパク質があれば、筋肉は増えることが出来るんですね。
だから、食事は超大事ってこと!
食事を摂った後、消化する
能力も大事だよ。
胃や小腸も、筋トレに
関係するんだね。
リハビリと筋トレ
さて、筋肉が減る条件と、増えるための条件を解説してみました。
リハビリは、筋トレをやる機会が多いため、患者さんの栄養状態は無視できません。
これらを考えないと、筋肉が増えないばかりか、リハビリをすること自体が、身体にダメージを蓄積する可能性もあります。
え…、それって最悪じゃ。
だから勉強しないとね。
闇雲に筋トレさせるのではなく、血液データ、食事摂取量など、身体の中も評価できると、効果も変ってくると思います。
ぜひ、色々な部分に目を向けましょう。
おわりに
やはり、生化学や生理学は大事ですよね。
身体の栄養状態に合わせ、リハビリのプログラムを変化させられる、質の高いサービスを心掛けましょう。
それでは、筋肉がしっかりと
付けられますように。