
こんにちは、専門学校教員で
理学療法士のダイ吉です!
ダブルクレンザック足継手の国試では、
前を調整すると何が止まるの?
膝折れに対してはどう調整するの?
ここで混乱する人が多いんですよね。

前が底屈だっけ?
後ろが背屈だっけ?

構造が分かれば、暗記は
しなくて大丈夫だよ。
今回は図を使ってシンプルに整理します。
ダブルクレンザック足継手の構造
まず、パーツを確認しましょう。

ポイントは、継手の前後にロッドがあること。
このロッドを調整して、足関節の底屈・背屈を制限します。
なお、本記事の継手は分かりやすさを優先して実物より簡略化・デフォルメしています。
製品によって形状は異なりますが、国家試験で前後のロッドと底背屈の関係を理解するには問題ないレベルです。
後ろのロッドを下げると「底屈」を止める
まず、後ろのロッドの調整です。

後ろのロッドを下げると、底屈したときにロッドがぶつかります。

つまり、
後ろ → 底屈を制限(制動) です。
でも、背屈方向には動くことができますね。

後ろだから、背屈を
止めると思ってた。
ここは名前ではなく、どちらへ動いたときにロッドがぶつかるか?で考えましょう。
前のロッドを下げると「背屈」を止める
次は、前のロッドの調整です。

前のロッドを下げると、背屈したときにロッドがぶつかります。

つまり、
前 → 背屈を制限(制動) です。
これで、
前 → 背屈
後ろ → 底屈
と整理できます。
反張膝なら「後ろ」を調整する
ここから国家試験で重要です。
足関節が底屈方向へ動きすぎると下腿が後方に残り、膝が伸展方向へ押されて反張膝につながります。

そこで、底屈を制限するために
後ろのロッドを押し込む
と考えます。
実際の過去問でも、立脚中期の膝過伸展に対して後方の調節ロッドを押し込む問題が出題されています。
つまり、
反張膝 → 底屈を止める → 後ろ
です。
膝折れなら「前」を調整する
逆に、足関節が背屈方向へ動きすぎると下腿が前方へ倒れ、膝が屈曲しやすくなります。
これが膝折れです。

この場合は背屈を制限したいので、
前のロッドを調整する
と考えます。
過去問でも、背屈0~20°で膝折れが出現した症例に対し、背屈0~5°へ可動範囲を狭める問題が出ています。
つまり、
膝折れ → 背屈を止める → 前 です。
ダブルクレンザック〇×問題

それでは復習するよ~
〇か×で答えてね。
Q1.ダブルクレンザック足継手では、足関節の底屈・背屈をそれぞれ制限できる。
Q2.ダブルクレンザックは、一度設定すると底背屈の制限範囲を再調整することが難しい。
Q3.立脚中期の膝折れには、足関節の背屈可動域を狭くすることで改善を図ることがある。
Q4.立脚中期の反張膝を改善するためには、前方ロッドを押し込んで背屈を制限する。
※解答は最後に載せてるよ

なんだよ、余裕じゃん!
おわりに
最後にまとめます。
後ろのロッド → 底屈を制限
前のロッド → 背屈を制限
そして、
反張膝 → 後ろ
膝折れ → 前
この4つです。
装具の調整問題は、丸暗記よりも前後のロッドを下げるとどうなる?を考えると、症例問題にも対応しやすくなります。
脳卒中片麻痺を、画像・高次脳機能障害など包括的に国試対策したい人におすすめ!


それでは、模試の平均点が
アップしますように!
Q1.→ 〇
Q2.→ ×
Q3.→ 〇
Q4.→ ×
全問正解できたかな?

