こんにちは、専門学校教員で
理学療法士のダイ吉です!
リハビリの実習では、学生に対して複数の指導者が関わることがあります。
実習指導は、セラピストの負担が大きいので、役割分担は必須ですね。
でも、違う指示を出されると
すごく困るんだよな…。
そのデメリットもあるね…。
船頭が多いと、船は進まないですね…。
ということで今日は、実習のバイザーについて、その種類や役割について解説をしてみようと思います。
スーパーバイザーとは
スーパーバイザー(Suprevisor)は、管理者、指導者、監督者といった意味があります。
要するに、実習中のあなたに関する、全責任を負ってくれるマネージャーということです。
バイザーの種類と役割
リハビリの実習におけるバイザーの担当は、全部で3種類あります。
スーパーバイザー
Super-Visor
通称はSVで、実習を進めるために必要な、全ての項目を決定する権限を持ちます。
1日のスケジュール、症例決め、学校との連携や成績評価など全部ですね。
SVとの相性で、実習の全てが
決定するんだよな…。
SVガチャは運次第かも…?
ケースバイザー
Case-Visor
通称CVで、学生が担当する患者さんの、リハビリを担当しているセラピストのことです。
その患者さんのことをよく知っているため、時間調整や情報共有などを担当し、サマリー作成を手伝ってくれることもあります。
担当症例が決まるまでは、
誰がCVか分からないね。
サブバイザー
最後のサブバイザーは、スーパーバイザーの補助をしてくれる人を指します。
Sub-Visor
単純に役割を分担する場合もあれば、新人に学生の指導方法を伝授するために、補助をさせる場合もあります。
また、初めてSVをやる若手の補助として、ベテランセラピストがサブバイザーを引き受けることもあります。
各バイザーの指導要件
実は、ケースバイザーとサブバイザーは、理学療法士・作業療法士免許証があれば誰でもなれます。
しかし、スーパーバイザーのみ、以下の要件を満たす必要があります。
【臨床実習指導者の要件】
実習指導者は、理学療法、作業療法に関し相当の経験を有する理学療法士、作業療法士とし、免許を受けた後5年以上業務に従事した者であり、かつ、厚生労働省が指定した臨床実習指導者講習会等を修了した者とする。
この要件は、令和2年度以降に入学した学生に適応されます。
以前はどうだったの?
臨床経験が3年以上あれば
OKだったんだよね。
指定規則改正までは良かったのですが、コロナ禍により臨床実習指導者講習会が大幅に遅れているため、全国でバイザー不足が発生…。
う~ん、養成校に通う学生にとっては、厳しい改正となってしまいましたね。
おわりに
さて、リハビリ実習のバイザーについて、色々と解説してみました。
バイザーは、その学生のセラピスト人生に、良くも悪くも大きく影響を与えます。
時には教えを請い、時には反面教師にし、実習を上手く乗り切りましょう!
それでは、SVと上手に
付き合えますように!