
こんにちは、専門学校教員で
理学療法士のダイ吉です!
実習中、バイザーから「なんでその運動を選んだの?」と聞かれて、答えに詰まったことはありませんか?

何となくスクワットを…、
って伝えたら怒られたよ。

いや、それは怒られるよ…。
そこで、リハビリのプログラムで重要になるのが、CKC(閉鎖性運動連鎖)とOKC(開放性運動連鎖)の使い分けです。
今日は、この2つの違いとメリット・デメリットを整理したいと思います。
CKCとOKCの決定的な違い
まずは定義の確認ですが、難しく考える必要はありません。
CKC(閉鎖性運動連鎖)

手や足が、床や壁に接している運動。
(例:スクワット、腕立て伏せ)
OKC(開放性運動連鎖)

手や足が、空間に浮いている運動。
(例:アームカール、もも挙げ)

手や足の裏が、床面に
接地しているかどうか?

基本的にそのイメージでOK!
足が固定されていると、膝を曲げた時に股関節や足首も連動して動きますよね。これが「連鎖(チェーン)」している状態です。
関節運動の向きが逆転する?
リハビリでは、骨運動がとても重要です。
OKC(足がフリー)の場合、大腿骨が止まって脛骨が動きます。

しかしCKC(足が固定)の場合、脛骨が止まって大腿骨が動くことになります。

つまり、同じ膝の運動でも、関節の中で起きている「滑り運動」の方向が逆になることがあるんです。

えっ、逆に動いてるの?
全然知らなかった…。

ここを理解していないと、
関節を痛める原因になるよ。
この「骨の転がりと滑り」のルールについては、別の記事で図解しているので、必ず確認しておいてください。

メリット・デメリットの整理
リハビリでは、CKCとOKCのどちらを選べば良いのでしょうか?
それぞれの特徴を表にまとめてみました。

✅ CKCのメリット
多くの筋肉を協調して使うため、重心バランスを整えたり、より実践的な動作獲得に向いています。
✅ OKCのメリット
筋力が極端に弱い場合や、特定の筋肉(大腿四頭筋だけ!など)をピンポイントで強化したい場合に有効です。

なるほど! 高齢者の
立ち上がり訓練なら
CKCの方が良さそうだね。

その通り! 目的によって
使い分けよう。
関連記事 なぜ重心が低いと安定する?姿勢と支持基底面を運動学で解説
まとめ
さて、 リハビリプログラム立案に向けて、CKCとOKCの特徴は整理できたでしょうか?
-
CKC: 足がついている。全身運動、動作練習向け。
-
OKC: 足が浮いている。単関節運動、筋力増強向け。
「なんとなく」ではなく、「この患者さんはバランスが悪いからCKCでいこう!」と理由が言えるようになりましょう。

よし、次は指導者に
ドヤ顔で説明してやる!

う~ん、返り討ちに
合わなきゃいいけど…。
それでは、根拠のあるリハビリプログラムが、提案できますように!


