姿勢が安定する6つの条件!運動学的にバランスを分析

姿勢・動作
ダイ吉
ダイ吉

こんにちは、理学療法士で
専門学校教員のダイ吉です!

本日のテーマは、姿勢の安定性です。

姿勢の評価をする際、アライメントや関節角度の確認だけで、終わっていませんか?

プク太
プク太

え、それ以外にもあるの?

ダイ吉
ダイ吉

バランス能力も大事なんだよ。

プク太
プク太

姿勢なのにバランス…?

実は、動作や歩行と一緒で、姿勢もバランスの影響を受けています。

患者さんの姿勢を評価するなら、運動学的にバランスを、理解しておく必要がありますよ。

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姿勢とバランスの関係

姿勢の評価では、左右差があるとか、前傾しているとか、見た目だけで判断しがちです。

姿勢は静的な評価とされていますが、実は重力と戦うために、関節運動をしています。

気を抜くと関節は、好きな方向に回転しだすため、止まっているように見えても、関節の動きを制御しながらバランスを取っています。

ダイ吉
ダイ吉

完全な静的な評価とは
言えないかもね。

プク太
プク太

う~ん、止まっていても
運動をしているのか。

姿勢が安定する条件

ということで、姿勢の評価に欠かせない、安定する条件を解説していきます。

支持基底面が広い

身体を支える面積が、広ければ広いほど、姿勢というのは安定します。

閉脚立位よりも開脚立位、座位よりも臥位といったように、支持基底面の広さは、最もバランスに影響を与える項目ですね。

プク太
プク太

うん、これは知っている。

ダイ吉
ダイ吉

まぁ、基本中の基本だね。

徐々に難しくなってくるよ!

重心の位置が低い

支持基底面が同じでも、重心の位置が低いほど、物体は安定します。

人間の身体の中で最も重いのは頭部です。

そのため、良い姿勢を取ろうとすると、重心が高くなるためバランスは悪くなります。

 良い姿勢安定する姿勢

重心が中心に近い

重心の高さが同じでも、支持基底面の中心に近づくほど、姿勢は安定します。

姿勢によっては、重心は身体の外に出るため、左右非対称の姿勢では、重心の場所を素早く見極め、支持基底面との距離に着目しましょう。

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質量が大きい

同じような条件でも、物体の質量が大きいほど安定します。

この仕組みは、重力を味方に付けることで、外力からの影響を受けづらくなるからです。

重たい力士の人は、多少押されても、ビクともしませんもんね。

ダイ吉
ダイ吉

プク太くんの体重なら、
姿勢が十分に安定するね。

プク太
プク太

うっさいな~、

放っておいてよ。

接地面の摩擦が強い

身体を支える接地面と、触れている身体の部位との、摩擦抵抗もバランスに影響します。

当然ですが、床面がつるつる滑る場合、踏ん張りが効かないため、姿勢は不安定になります。

フローリングに立つ時、靴下よりも裸足の方が安定するのは、摩擦が強くなるからです。

プク太
プク太

なるほど、摩擦も大事なのか。

ダイ吉
ダイ吉

結構、見落としがちな項目かも。

精神面の乱れが無い

最後は、メンタル面の影響です。

人って、転んだらケガをする、落ちたら死ぬ、こんなプレッシャーに弱いですよね。

普段は難なく取れる姿勢も、精神面が乱れることで、安定を保てなくなることがあります。

ダイ吉
ダイ吉

患者さんに「動くな」と
言うのもストレスかもね。

プク太
プク太

えええぇ、それじゃ姿勢の
評価ができないじゃん。

う~ん、姿勢の評価をするのは、患者さんとの信頼関係が出来てからかな…?

おわりに

はい、ということで姿勢が安定する条件を、6つほど紹介してみました。

この中のうち、どれか1つでも崩れると、身体の関節は回転を始めます。

だから、姿勢の評価をする際は、静止が当たり前と思わず、支持基底面と重心との関係を見極めるようにして下さいね。

そうすれば、後は勝手に分析が進むはず。

ダイ吉
ダイ吉

それでは、姿勢とバランスの
評価が上手くいきますように!

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