こんにちは、専門学校教員で
理学療法士のダイ吉です!
本日のテーマは手根骨です。
1年生の解剖学で覚えたっきり、すっかり忘れている人も多いんじゃないでしょうか。
うん、3つくらいしか
覚えていない!
単純暗記したものは、すぐに忘れますね。
ということで今日は、国家試験にも出題される手根骨の配列と、接する骨について解説をしいきたいと思います。
手根骨の配列
下段の配列
まず、橈骨と尺骨に近い、下段の列(近位部の配列)から覚えます。下の絵を参考にして下さい。
あは、なんか可愛い!
豆が三月に舟に乗っているね。
ということで、豆状骨→三角骨→月状骨→舟状骨の順番で覚えましょう。
上段の配列
指先に近い上段の列(遠位部の配列)で、最初に覚えるのは有鉤骨がおすすめです。
フック船長の手である鉤爪(かぎづめ)のように、有鉤骨は鉤型の突起を持っています。
へぇ、使われる漢字にも
意味があったのね。
出っ張った骨は触診で
簡単に確認できるよ
有鉤骨は小指側で、そこから有頭骨→小菱形骨→大菱形骨の順に配列しています。これは気合で覚えて下さい。
接する骨の覚え方
手根骨の配列はそれほど難しくはありません。問題は接する骨を覚えることなんです。
◯ でつなげる
では、接する骨を2つの手順で覚えます。
まずは、三角骨におまけでくっついている豆状骨以外をつなげてみましょう。
この線でつながった骨は、全て接する骨です。
W でつなげる
手根骨は手関節を形成しています。
手首は英語で、Wrist(リスト)ですので、その頭文字であるWを使っていきます。
さて、これで完成です。〇かWでつながっている骨は、それぞれが接しています。
この図が書ければ
もう完璧だよ!
お~、これは簡単だ。
実際に紙に書いて覚えてみてね!
過去問チャレンジ
それでは、本当に国家試験問題が解けるのか、過去の問題を使って確認です!
さっきの図をみせて。
もう、早く覚えてよね。
大菱形骨と接しているは
舟状骨だから3番だ。
正解、じゃこっちの問題は?
有頭骨とWでつながらない
豆状骨の4が答えだね!
はい、正解!
やはり、この図さえ書きなれてしまえば、このような問題が簡単に解けますね。
おわりに
さて、本日は手根骨の解剖学でした。
国家試験を受ける人は、配列だけではなく接する骨も一緒に覚えてしまいましょう!
1点を笑うものは1点に泣く!
それでは、皆さんの国試勉強が
捗りますように~。