
こんにちは、専門学校教員で
理学療法士のダイ吉です!
今回は、直近10年分の理学療法士国家試験を調べ、筋の起始・停止・付着部に関する問題を抜き出しました。
出題されたのは、全部で9問。
いずれもPT・OTの共通問題でした。
問題を見ると、出題形式は大きく次のように分けられます。
✅ ○○に付着する筋はどれか選ぶ
✅ 起始・停止部の組み合わせを選ぶ
✅ 骨の画像を見て付着する筋を選ぶ
基本的な起始・停止を覚えているか、知識を確認する問題が中心でした。
直近10年の起始・停止に関する過去問9問
※以下、厚生労働省が公開している問題をもとに掲載しています。
【第52回 午前54】
第2中手骨底に付着する筋はどれか。
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円回内筋
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尺側手根屈筋
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浅指屈筋
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長掌筋
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橈側手根屈筋
【第52回 午前55】
胸椎に付着する筋はどれか。
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外腹斜筋
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肩甲挙筋
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前鋸筋
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僧帽筋
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内腹斜筋
【第52回 午後51】
上腕骨小結節に付着する筋はどれか。
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棘下筋
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棘上筋
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肩甲下筋
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小円筋
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上腕二頭筋
【第52回 午後55】
脛骨と腓骨の両方に付着する筋はどれか。
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大腿二頭筋
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半腱様筋
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前脛骨筋
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後脛骨筋
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短腓骨筋
【第56回 午前52】
橈骨粗面に付着する筋はどれか。
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肘筋
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上腕筋
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腕橈骨筋
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上腕二頭筋
-
橈側手根屈筋
【第56回 午前53】
大転子に付着する筋はどれか。
2つ選べ。
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腸骨筋
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大殿筋
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中殿筋
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梨状筋
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内閉鎖筋
【第57回 午後59】
右足部の内側面を図に示す。
矢印の骨に付着する筋はどれか。

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後脛骨筋
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第三腓骨筋
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短腓骨筋
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短母指伸筋
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虫様筋
【第58回 午前60】
腸骨稜に付着する筋はどれか。
-
広背筋
-
小殿筋
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僧帽筋
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多裂筋
-
大腰筋
【第60回 午後57】
筋とその停止部の組合せで
正しいのはどれか。
-
肩甲挙筋 ― 肩甲骨の肩甲切痕
-
小円筋 ― 上腕骨の大結節
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上腕筋 ― 橈骨粗面
-
半膜様筋 ― 腓骨頭
-
前脛骨筋 ― 第2中足骨底
過去問の解答
答え合わせをしてみましょう。
| 問題 | 正答 |
| 第52回 午前54 | 5 |
| 第52回 午前55 | 4 |
| 第52回 午後51 | 3 |
| 第52回 午後55 | 1 または 4 |
| 第56回 午前52 | 4 |
| 第56回 午前53 | 3・4/3・5/4・5 |
| 第57回 午後59 | 1 |
| 第58回 午前60 | 1 |
| 第60回 午後57 | 2 |
なお、以下の2つは不適切問題(複数正解として扱われた問題)となっていますね。
第52回午後55
第56回午前53
国試でも、解剖学的な表現や使用する文献によって解釈が分かれることがあります。
直近10年の問題から分かること
第52回では一度に4問出題されていますが、まったく出題されない年もあります。
そのため、
起始停止だけを徹底的に勉強すれば、
国試で何点も取れる!
という分野ではありません。
一方で、出題された問題を見ると、問われている内容そのものはかなり基本的です。
特に多いのは、
「この骨・部位に付着する筋は何か?」
という問題です。
また、第57回のように、骨の画像を見て答える問題もあります。
文字だけの暗記ではなく、骨のどこに付着しているのか、教科書を見ながらイメージをつける練習も必要ですね。
起始と停止は何を使って覚えればいい?
では、筋の起始と停止は何を使って勉強すればよいのでしょうか。
1つ目の本が「基礎運動学」です。

PTになる人で、この本を触ったことが無いって人は、1人もいないんじゃないですかね。

第7版になって色も
変わったよね。
私自身も学生時代は、この本で起始と停止を覚えていましたね。
もう1つは、こちらの本です。

新・徒手筋力検査法(第10版)、いわゆるMMTの本ですね。
こちらは筋のイラストを見ながら確認できるため、文字だけで覚えるのが苦手な人には使いやすいと思います。
この2冊なら、国試勉強にピッタリです!
まとめ
さて、直近10年分の理学療法士国家試験を確認すると、筋の起始・停止・付着部に関する問題は9問ありました。
出題されるのは主に以下の3つ。
① 骨の部位から付着する筋を選ぶ問題
② 筋と付着部を組み合わせる問題
③ 画像から付着する筋を判断する問題
まずはこの記事の9問を解いて、分からなかったところは、基礎運動学やMMTの教科書に戻って確認する。
国試本番で起始停止の問題が出たときに、迷わず1点を取れるようにしておきましょう。

それでは、模試の平均点が
1点上がりますように!
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