こんにちは、理学療法士で
専門学校教員のダイ吉です!
リハビリ実習生の皆さん!
実習レポートは進んでますか?
今日は、出だしの「はじめに」の解説と、ひな形(テンプレ)を用意してみました。
お~、そりゃ助かる!
レポート時短術ということで、実習生の方に活用して頂ければと思います。
はじめにの書き方
まず、「はじめに」の構成を解説します。
出だしの定番
まずは、「本症例は~」から始まります。
これは症例報告なので、患者さんは~、Aさんは~、とは書かずに「症例」で統一です。
経過と病名
その後は、発症からの経過年数と、病名をつなげて書いて下さい。
また、年齢と性別を足してもOKです!
好きな組み合わせで、文章を作りましょう。
現病歴と主症状
続いて、症例が困っていることを書きます。
いつ、どこで、どのようにを意識しましょう。
また、夏頃から~、冬になると~など、季節を入れても分かりやすいですね。
入院の目的
次は、何のための入院なのかを書きます。
例)リハビリ目的で入院となった。
例)レスパイト目的で入院となった。
その他、緊急搬送された!服薬調整のため入院となった!など、症例の状況にあったものを書きましょう。
介入の目的
続いて、何目的の介入かを書きます。
要するに、症例にしてあげたいことですね。
終わりの定番
最後は定番の言葉で〆ます。
実習の形態によって、ゴール設定やプログラム実施など、ワードを変化させましょう。
では、組み立ててみますね。
Ⅰ.はじめに
本症例は、経過6年目のパーキンソン病患者である。2週間前より、身体の動きが悪くなったことで、自宅内での生活が困難になった。そのため、服薬調整およびリハビリ目的で、1ヵ月の入院となった。
今回、体力の増強およびADL改善を目的とし、理学療法評価および、プログラム立案をさせて頂く機会を得たため、ここに報告する。
※全て架空の情報です!
こんな感じですね。ちょっと長いかなぁ…?
なるほど、「はじめに」で
全体像を書くんだね。
そう、後は残りの本文で、
詳細を書くだけでOK!
これならチョロいね!
「はじめに」のひな形
では、「ひな形」を書いておきます。
急性期と慢性期、中枢疾患と整形疾患で、色々と書き方が違うと思います。
本症例は、経過( )目の、( )病患者である。( )頃より( )となったため( )目的で入院となった。
今回、( )目的で、理学療法評価および( )をさせて頂く機会を得たため、ここに報告する。
後は、自分で使いやすいように改変して!
情報を当てはめるだけなら、
簡単に書けるね!
実習レポート時短術だね。
おわりに
実習レポートも終わり、レジュメ発表になると、「はじめに」の役割が大きくなります。
どんな人に、どんな目的で、どんなことをしたのか!これを最初にバシっと宣言すると、聞いている人も話が入りやすくなります。
だから、端的に要点を伝えられるよう、ひな形を元にして、納得する「はじめに」を作ってみて下さいな!
それでは、実習レポートが
早く終わりますように!