
こんにちは、専門学校教員で
理学療法士のダイ吉です!
「Steinbrocker分類って、なんの教科書のどこに載っていますか?」
関節リウマチを勉強している学生から、実際によく出る質問です。そして分類表を見せると、次に返ってくるのが、
「どこまで覚えればいいですか?」
丸暗記は面倒です。そこでこの記事では、PT国家試験対策に向けて覚える場所を絞りながら整理していきます。
Steinbrocker分類は「Stage」と「Class」を混ぜない
Steinbrocker分類には、
Stage(病期分類)
Class(機能分類)
があるため、これを混ぜないこと。
| 分類 | 何をみている? | 国試で覚えるところ |
|---|---|---|
| Stage | 関節破壊の程度 | StageⅣ=関節強直 |
| Class | 生活上の機能 | ADL・仕事がどこまでできるか |
過去問では、StageⅣの特徴として、そのまま「関節強直」が問われています。
StageⅣを見たら「強直」
これを覚えたら、全体の表をさらっと暗記!

StageⅠ→Ⅱ→Ⅲと進むにつれて関節破壊が進み、最終的に関節強直がみられる。
この流れで整理します。
Classは「その人が何をできるか」で考える
Classは、身の回りのこと・仕事・余暇など、生活上の機能をみる分類です。
過去問題では「余暇・仕事・身の回りのこと」の3要素から、機能状態を示すものとしてSteinbrockerのClass分類が出題されています。
さらに、「身の回りのことはできるが、仕事は行えない」という文章も出ました。
これはClassⅢです。
したがって国試では、
Stage=関節がどこまで壊れている?
Class=その人は生活で何ができる?
と分けて考えるだけでも、かなり整理しやすくなります。
そもそも、関節リウマチではなぜ関節が壊れるの?
ここまで分類を覚えたところで、少しだけ病気の話に戻ります。
関節リウマチは、滑膜に炎症が起こる自己免疫疾患です。滑膜への攻撃によって関節内に炎症が起こり、関節軟骨の破壊が進みます。
……と言われても、
「そもそも滑膜って何?」
となりますよね。
私は授業で、滑膜を「ジャンパーの裏起毛」に例えています。

ジャンパーの外側の生地を「関節包」とすると、その内側にある裏生地が「滑膜」です。
滑膜は関節包の内側を覆い、関節液にも関わっています。

授業では、ジャンパーの裏起毛が増殖し、関節液を正常に保てなくなることで、関節軟骨がぼろぼろになると教えています。
この “滑膜が炎症を起こす” のが、関節リウマチを理解するスタート地点です。
滑膜炎から「変形」につながる
滑膜に炎症が起こると、そこで終わりではありません。
授業では、
滑膜炎 → サイトカイン → パンヌス形成 → 軟骨破壊 → 骨破壊 → 関節変形
という流れで整理しています。
だからRAの国試では、単に「自己免疫疾患です」と覚えるだけでは足りません。
どの関節が障害されやすいのか。
どんな変形が起こるのか。
変形に対して適切なADL指導は?
ここまでつながって、ようやく問題が解けるようになります。
実際、過去問ではDIP関節、足部変形、環軸椎亜脱臼、手指変形など、同じ問題が繰り返し問われています。
国試で点を取るなら、さらに整理が必要
・Stage-Ⅳ = 関節強直
・Stage分類 = 関節破壊
・Class分類 = 生活機能
ここまでは「基本問題(1点)」を取るための最低限の知識です。
国家試験の実地問題では、罹患関節と変形・ADLと関節保護・装具や補助具・運動療法や物理療法まで問われます。
丸暗記を捨て、実地問題でも迷わず選択肢を切れる「5つのテーマ」を知りたい人は、さらに先へ進んでください。

それでは、模試の平均点が
上がりますように~!



