最大膨隆部の正しい測り方!四肢長周径は再現性が大事

検査・評価
ダイ吉
ダイ吉

こんにちは、理学療法士で
専門学校教員のダイ吉です!

本日のテーマは、最大膨隆部の周径です。

リハビリ実習生に、最大膨隆部の周径をやらせてみると、間違った方法で測っている学生が、かなり多いです。

プク太
プク太

え、巻いて測るだけなのに
間違いってあるの?

ダイ吉
ダイ吉

いや、それだけじゃ
不十分なんだよね…。

プク太
プク太

え、そうなの…。

見た目で太いと思った場所にメジャーを巻き、メモリを見て記録して、はい終わり!

これだけではダメなんですよね…。

ということで、実習で失敗しないための、最大膨隆部の正しい測り方を紹介します。

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最大膨隆部の測り方

周径の測り方は、くるっとメジャーを巻いて、キツ過ぎずユル過ぎずでしたね。

ただし、最大膨隆部という条件が付くと、もう少し注意する点が増えてきます。

①まずは見た目で周径

初めての介入であれば、最初は見た目で太そうだな…と思う場所に、当たりを付けます。

まずは当てずっぽうでOK!とりあえず、何センチだったのかを確認します。

ダイ吉
ダイ吉

これは、最大膨隆部も
最小膨隆部も一緒だよね。

②数カ所測ってみる

半分くらいの人は、たった1ヵ所の計測で終わりますが、それだけでは不十分。

少しずらして、数カ所のポイントで計測をし、数値を比較してみましょう。

この作業を追加したことで、とりあえず1番太い場所の計測ができました。

プク太
プク太

うん、これで終わりでしょ?

ダイ吉
ダイ吉

いや、まだまだ~!

ほとんどの学生さんは、ここまでやった後、満足して終わってしまいます。

③ランドマークを確認

最後に、もうひと手間加えましょう。

計測した場所と、各ランドマークとの距離を確認し、それも一緒にメモっておきます。

でも、ランドマークは1つじゃダメ!

必ず2つの点を線で結び、どっちかからの距離を記載して下さい。

周径の場所ランドマーク1ランドマーク2
上腕周径肩峰肘関節裂隙
前腕周径肘関節裂隙橈骨茎状突起
大腿周径ASIS膝蓋骨上縁
下腿周径腓骨頭外果

そうすると、記載はこうなります。

【上腕最大膨隆部】
 Rt:28.9cm(肩峰より13.5cm)
 Lt:27.5cm(肩峰より13.5cm)

【下腿最大膨隆部】
 Rt:37.1cm(腓骨頭より5.0cm)
 Lt:38.4cm(腓骨頭より4.7cm)

これで、完璧な周径結果の完成です。

プク太
プク太

う~ん、かなりの手間だね。

ダイ吉
ダイ吉

仕方ないよ、正しい数値を
知るためなんだからさ。

ここで手を抜くと、せっかく計測した数値が、使い物にならないケースが出てきます。

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再現性が大事な理由

ランドマークからの距離を測っておかないと、次に最大膨隆部を計測する時に、全然違う数値になっていることがあります。

この原因は、検査の再現性です。

たとえ1回目の検査で、正確な数値が出せたとしても、次に同じ数値になる保証がないので、経過が追えなくなります。

プク太
プク太

う~ん、なるほど。
再現性か…。

ダイ吉
ダイ吉

いつ、どこで、誰がやっても
同じ数値にならないとね!

筋トレの成果や、萎縮の進行具合など、数値を経時的に並べるのであれば、必ず再現性のある検査を心がけましょう。

おわりに

ということで、四肢長周径の練習では、メジャーの扱い方だけじゃなく、一緒にランドマークの触診技術も磨いておきましょう。

パッと触れて、パッとメジャーを巻く。

そして、パッと記録を取る。

この流れをしっかり練習しておけば、リハビリ実習でも、正確な計測ができるはずですよ。

せっかく検査するんだから完璧にね!

ダイ吉
ダイ吉

それでは、上手にメジャーが
扱えますように。