DemandとNeedの違い!リハビリではどちらを使う?

ほっぺたに手をおく女の子。遠くを見つめている様子。 実習対策
ダイ吉
ダイ吉

こんにちは、専門学校教員で
理学療法士のダイ吉です!

リハビリを含む医療現場の問診では、主訴や現病歴だけでなく、患者さん本人の希望を聞くことがとても重要です。

その希望は、「Demand」「Need」といった言葉で表現されることがありますが、この2つの違いに迷ったことはありませんか?

プク太
プク太

う~ん、あまり意識せず

に使ってるかも。

リハビリの現場では、言葉の使い分けが曖昧なまま進んでしまうことも少なくありません。

そこで今回は、DemandとNeedの違いを整理し、リハビリではどう使い分けると分かりやすいのかを解説したいと思います。


DemandとNeedの違い

DemandとNeedは、どちらも「要求」「必要性」を表す言葉ですが、意味と立ち位置が異なります。

Demandは、患者さん本人がはっきりと言葉にして示す希望や要望です。

「歩けるようになりたい」

「自宅に帰りたい」

「痛みを減らしたい」

など、主観的で、意思表示が明確なものが該当します。

膝の痛みを訴える女性患者。親身になって傾聴する医療従事者。

一方、Needは、専門職の視点から「必要だ」と判断される課題や条件です。

患者さんが直接口にしていなくても、評価結果や経過から客観的に必要と考えられる要素を指します。

整理すると、

<Demand>
患者さんが「~をしたい」「こうなりたい」と表明するリハビリへの希望

<Need>
目標を達成するために、患者さんに対して専門職が「必要だ」と判断すること

という違いになります。

よって、患者さんの希望はDemandとして捉え、その希望を実現するために必要な能力や条件をNeedとして整理しましょう。

Demand(デマンド)とは

単語の意味を辞書で調べてみます。

Demand[動詞]
(…を)要求する、要求する、(…と)要求する、(…を)(権威をもって)問いただす、言えと要求する、詰問する、強く尋ねる、(…を)必要とする

Weblio英和辞典より

プク太
プク太

え、Hopeとは違うの?

ダイ吉
ダイ吉

ん~、少し違うらしいよ。

Hope(希望)と同じ意味で使われますが、明確な意思表示がある場合に限り、Demand の方が適切になるそうです。 

 Hope = ~だったらいいな

 Demand = ~したいんだけど

こんな感じかと…。

Need(ニード)について

では、こちらも英和辞典を参照しましょう。

Need[名詞]
必要、入用、要求、(…が)必要、必要なもの、ニーズ、まさかの時、難局、窮乏、貧困

Weblio英和辞典より

Needには、要求するといった、動詞としての使い方もあるので、意味的にはDemandと大差ない気がしますね。

ということで、患者さんの希望を Need として扱うことに問題は無さそうですね…。

リハビリではどちらを使う?

リハビリでは、どちらか一方を選ぶ必要はありません。役割を分けて使うと、考え方が整理しやすくなります。

  • Demand:患者さんが何を望んでいるか

  • Need:その希望を実現するために、専門職として何が必要か

まず確認するのは、患者さんのDemandです。「歩きたい」「家に帰りたい」「痛みを減らしたい」など、本人の言葉で示される希望をそのまま捉えます。

次に、その希望が本当に実現できるのか、何が足りないのかを評価し、Needを整理します。

筋力、バランス、移動能力、セルフケア能力など、専門職の視点で必要だと判断した課題がNeedになります。

このように、

Demand = ゴールの方向性

Need = ゴールに到達するための条件

と役割を分けると、評価・目標設定・説明などが一貫しますね。

まとめると、

患者さん求めるものが Demand

患者さん求めるものが Need

こうやって分類して考えてみて下さい。

プク太
プク太

了解、これからは気にして

使うようにするね。

ダイ吉
ダイ吉

上手に使い分けてね。

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おわりに

さて、DemandとNeedの違いと、その使い分けについて解説しました。

どうやら、看護師さんはNeedで統一しているそうですが、リハビリの世界では、バラバラに使用されているので厄介な存在です。

どちらを使おうが、患者さんには関係ありませんが、現場の混乱を避けるためにも、きっちりと使い分けて頂ければと思います。

ダイ吉
ダイ吉

それでは、Demandが

達成されますように!

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