さて、国試勉強を始めるか。
最初は何からやるの?
最初は、過去問の暗記が
いいんじゃない?
え、勉強じゃなくて
いきなり過去問から?
最初の国試対策はシンプルなんです!
直近過去5年分の問題と解答を、事務的に覚えること。これだけでOK!
では、その理由を解説していきますね。
暗記するメリット
勉強をするのではなく、あえて問題と解答だけを暗記するのには理由があります。
国家試験問題に慣れる
最初から1問ずつ理解しようすると、一年分の200問を終わらせるのに、1ヵ月以上は掛かってしまうでしょう。
そんなことよりも、まずは国家試験問題の内容や選択肢の特徴、別紙の扱い方などに慣れていくべきだと思います。
① 正しいものを1つ選べ
② 誤っているものを1つ選べ
③ 正しいものを2つ選べ
④ 誤っているものを2つ選べ
理学療法士の国家試験問題では、この4パターンで解答を求めてくるので、数をこなして早めに慣れていく必要がありますね。
学内模試で無双できる
皆さんの学校ではどうか分かりませんが、うちの学校では模試の点数が悪い学生には、就職活動をストップさせています。
うへ、それってキツいな…。
うん、でも仕方ないよね。
そうしないと手を抜くからさ。
初期の学内模試って、ほとんどが直近の過去問なので、解答を覚えるだけでも200点以上取れちゃう仕組みになっています。
ライバル達よりも先に、就職活動専念が開始できるので、絶対にお得ですよ。
就活でアピールできる
入職予定の学生の合格発表は3月です。
そこで、「落ちてました…」なんてことになると、人事部は頭を抱えてしまいます。
だから、就職の自己アピールでは、
学内模試ではトップ成績です!
おお、それはすごいね!!
このように、胸を張って言いたいですね。
国家試験は必ず合格します!
これって採用側からすれば、とんでもなく魅力的なパワーワードなんです。
リスクを嫌う日本人は、その人間が使えるかどうかよりも、とにかく確実に入職できる奴を採用するはずです。
だから、学内模試といえど、気合を入れて全力で挑まなきゃ損ですね。
国試の本番でそのまま出る
実は、国試の問題は使いまわしがあり、過去問がそのまま出題されたりします。
だから、問題と解答を覚えていれば、ノーリスクで点数が貰えちゃうこともあります。
馬鹿正直にコツコツやるのもいいけど、こうやって賢く点を取るのも、国家試験合格に必要なスキルなんじゃないでしょうか。
過去5年分の暗記方法
暗記に向いている本はこれです。
過去5年分の問題を、順番に1問ずつ解いていくタイプの国試本になります。
1ページに1~3問が載っており、同じページにシンプルな解答もついているので、眺めるだけで覚えられて便利です。
また付属のアプリをインストールすれば、過去問題をポチポチっと簡単にできるのも魅力的。
紙での暗記と画面での暗記を繰り返すことで、飽きのこない国試対策ができちゃいます。
過去5年分で1000問!
プク太くんでも楽勝だって。
え、その言い方、
なんか腹立つんだけど…!
おわりに
QB(クエスチョンバンク)や必修ポイントでも対策はできますが、慣れるまでかなり時間が掛かると思います。
だから、学内模試と就職活動のためにも、問題と解答の暗記から始めて、スタートダッシュを決めてしまいましょう。
答えの暗記なら、1年生でも2年生でもできます。国試に絶対合格したいなら、1日でも早めに国試対策を始めましょう。
それでは、頑張って
答えを覚えましょう!
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