こんにちは、理学療法士で
専門学校教員のダイ吉です!
本日のテーマは、リハビリ実習の目標です。
学生は実習に行く前に、自分で達成したい目標を立て、その内容を学校や指導者に伝えます。
う~ん、考えてるけど良い
のが思い浮かばないな。
ありゃりゃ…、提出って
明日までだったよね。
見た目が良くて、納得できる目標って、中々書けないんですよね。
ということで今日は、必ず成長できる、リハビリ実習の目標を紹介したいと思います。
悪い目標の例
目標は決まったの?
「しっかり評価する」
にしたよ。
え、マジで?
マジで、え?
この目標、どこがダメか分かります?
【悪い目標にありがちな内容】
✅ 行動目標が書いていない
✅ 達成基準が書いていない
✅ 成長のビジョンが見えない
このような内容だと、いつ達成したのか、何を持って出来るようになったのか、誰も判断できないんですよね。
このような目標だと、曖昧のまま終わってしまい、きっと成長に繋がらないでしょう。
う~ん、やり直しか…。
良い目標の例
では次に、先ほどの悪い例を、良い目標に変化させてみましょう。
しっかり評価する
↓ ↓ ↓
評価したことは、その日のうちに考察をして、翌日にフィードバックを受ける
これならどう?
ほう~、何か増えたね。
行動目標を書く
この目標に対し、あなたが取り組む行動は、以下の2つになります。
① その日のうちに考察をする
② 翌日、フィードバックを受ける
これ以外に、良い考察が書けたとか、評価をたくさんしたとかは意識しなくてOKです。
達成基準を決める
もし2つの行動目標のうち、どちらかが出来なかった場合、達成度は50%になります。
理由としては、寝てしまったとか、バイザーが忙しかったなど、様々あるかと思います。
達成出来なかった時は、
すぐに自己分析をしよう。
これなら、まいっかって
逃げられないね。
何かに理由を付けて逃げちゃう人は、自分を追い込める内容が必要だね。
成長した未来が見える
この行動を続けていれば、必ず「しっかり評価できる」人間になる訳じゃありません。
でも、評価をやりっ放しにせず、自分の考えを指導者に相談できる人間にはなれます。
その時、十分か不十分かを
判断してみてね。
まずは、行動をしないと
何も始まらないね。
リハビリの実習に向け、目標を立てる時は、この3つを意識してみてね。
実習に向けた良い目標
では最後に、ありがちな目標を、良い内容にデフォルメした例文を紹介します。
病院の環境に慣れる
見学実習など、初めての実習では、病院の環境に慣れるような目標でもOKです。
早く病院に慣れる
↓ ↓ ↓
院内ですれ違う人、全員に挨拶をする
これなら、行動目標がハッキリしています。
元気な挨拶は、気持ちを前向きにさせますね。
患者さんに信頼される
次の目標は、医療従事者の基本である、患者さんとの信頼関係についてです。
患者さんに信頼してもらう
↓ ↓ ↓
10人の患者さんに名前を覚えてもらう
人間は、名前も知らない人を信頼しません。だったら、まず患者さんに、名前を知ってもらうことが先決ですよね。
自己紹介も工夫しないとね。
大きな声で、元気よく
名前を言わないとダメか。
積極性を出す
最後は、やる気を示したい目標です。
特に、積極性についてのアピールは大事です。
積極性を持って取り組む
↓ ↓ ↓
見学時には、必ず2つ以上質問をする
宣言しておくことで、怖いセラピストを相手にも、必ず質問する必要が出てきます。
逃げ道を塞ぐと、勇気が出てきますよ!
おわりに
さて、リハビリ実習に向けた、目標の立て方について解説をしてみました。
評価実習以降は、自分ではなく、患者さんに目標(ゴール)を設定する必要があります。
他人の目標設定は、かなり難しいので、まずは自分の目標を達成する経験を積みましょう。
それでは、良い実習目標が
立てられますように。