
こんにちは、専門学校教員で
理学療法士のダイ吉です!
医療職を目指している学生さんに向け、神経に関する記事をまとめてみました。

う~ん、神経の勉強キライ。

ダメダメ!苦手意識があるなら
早めに克服しておかなきゃ。
神経の勉強から逃げてきた人は、ぜひ、これを機に克服して下さい!!
神経って何なの?
神経は、神経細胞と神経線維を合わせたものなので、まずこの2つの違いを理解しましょう。
神経細胞について
豆もやしを思い浮かべて下さい。

豆の部分は神経細胞なので核を持ちます。そのため、運動の指令を発動したり、受け取った情報を処理する能力を持っています。
脳の表面は、薄いグレー色の神経細胞が集まっているため、灰白質と呼ばれています。

脳や脊髄の中にも灰白質がありますが、当然、これも神経細胞の集まりです。
神経線維について
次は、豆もやしの細長い胴体です。
役割は、神経細胞からの指令を、電気信号を伝える電線のように、ただ伝えるだけです。
よって、自ら指令の発動はできません。

中の銅線にあたる部分は、軸索と呼ばれており、その周囲は絶縁体の髄鞘によって、ぐるぐる巻きになって補強されています。
絶縁体が無い部分を、ランヴィエの絞輪と呼び、跳躍伝導を可能にするんでしたね。

あぁ、有髄線維ってやつか。

そうそう、髄鞘がない無髄線維は
伝達速度が遅いんだったね。
神経線維は白い色をしているので、白質と呼ばれる部分は、神経線維が束になった部分だと覚えておきましょう。
神経系の全体像と分類
神経系は大きく「中枢神経」と「末梢神経」に分けられます。
複雑にみえる神経も、分類のツリー構造を頭に入れるだけで整理が容易になります。
まずは神経の全体像と大きな枝分かれを理解しましょう。


この神経の分類表は、
国試や臨床の超基本だよ!

あれ、脳神経って中枢神経
じゃなかったっけ…?

ほら、そこから整理が必要だね。
中枢神経と末梢神経の違い
中枢神経は「脳」と「脊髄」を指し、情報の処理と指令を担う司令塔です。

末梢神経は中枢神経から全身に伸びるケーブルで、脳神経と脊髄神経が含まれます。
脳神経(12対)は名前に「脳」と付きますが末梢神経に分類される点に注意してください。

末梢神経はさらに「体性神経(運動・感覚)」と「自律神経」に分かれます。
全体像を把握できたら、ここから各論へ進みましょう。
自律神経(交感神経・副交感神経)の働き
自律神経は、無意識に内臓や血管をコントロールする末梢神経です。

交感神経は「闘争と逃走」、副交感神経は「リラックスと消化」を担います。
運動時や緊張時に血流がどう変化するかは、生理学の重要ポイントです。

交感神経が働くと血管はどうなる?

えっ、必ず収縮するんでしょ。

実はそれ、半分正解で半分間違い。
交感神経による血流の再分配(血管収縮と拡張)については、以下の記事で解説しています。
固有感覚受容器(筋紡錘・腱紡錘)と反射
体性神経のうち、感覚神経の末端には様々な受容器が存在します。
筋肉や腱には、筋の長さや張力を感知する「筋紡錘」と「腱紡錘」があります。
これらは筋の保護や関節運動の制御に直結する重要なセンサーです。

筋が伸ばされて縮むのが
伸張反射だね。

じゃあ、腱紡錘が働く
自己抑制って何だっけ?
腱紡錘が働き、筋肉を強制的に緩める「自己抑制(Ib抑制)」の仕組みは、以下の記事で解説しています。
末梢神経が障害された時の運動神経症状
末梢の運動神経“下位運動ニューロン”が障害されると、特有の症状が出現します。
中枢神経の障害“上位運動ニューロン障害”との鑑別は臨床上必須の知識です。
麻痺の性質、筋萎縮の有無、反射の変化などを整理しておく必要があります。

末梢神経障害で病的反射は出る?

うーん、出ない…はず!

正解!じゃあ具体的な
5つの症状を確認しよう。
末梢神経障害でみられる運動神経症状(弛緩性麻痺や線維束攣縮など)については、以下の記事で解説しています。
おわりに
では最後に Q & A で内容をまとめます。
Q:神経って何だっけ?
A:神経細胞と神経線維のことだよ
Q:中枢神経って何だっけ?
A:脳と脊髄のことだよ
Q:末梢神経って何だっけ
A:体性神経と自律神経のことだよ
Q:じゃあ自律神経って何よ!
A:交感神経と副交感神経のことだよ
よし、この程度の質問なら、パっと答えられそうですね。
では、引き続き神経の分類を覚えながら、もっと深いところまで勉強を進めて行きましょう。
🚀 この知識をベースに、次に学ぶテーマをここでチェックしましょう!


それでは、神経の勉強が
捗りますように!





