ドスンと座る原因は?着座動作を改善する即効トレーニング

ベンチに腰掛けている女性。モノクロ画像。 動作・歩行分析
ダイ吉
ダイ吉

こんにちは、理学療法士で
専門学校教員のダイ吉です!

本日のテーマは、着座動作です。

1人で立てるけど、ゆっくり座れずに、ドスンっと座ってしまう人っていますよね。

プク太
プク太

腰掛ける時に危なっか
しい人いるよね。

ダイ吉
ダイ吉

見ててヒヤヒヤしちゃうよ。

でも、立ち上がる能力があるのなら大丈夫!

上手く能力を引き出してあげれば、即時的に着座動作を改善させることが可能なんですよね。

ということで今日は、すぐに効果が出る着座動作の訓練を紹介したいと思います。

ドスンと座る原因

ドスンと座ってしまうことで、背骨を圧迫骨折してしまう人が、結構な割合でいます。

勢いよく着座する男性のイラスト。ドスンという効果音あり。圧迫骨折のイラストも挿入。

この原因は横からの観察で分かります。

スティックピクチャーのイラスト。浅いお辞儀のため後方重心で着座している様子。

お辞儀が浅く、体幹の前傾が少ないため、後方荷重で着座しちゃうのがマズイんですね。

プク太
プク太

じゃあ、やっぱり筋力が
弱いってことなの?

ダイ吉
ダイ吉

いや、必ずしもそうだとは
言い切れないんだよね。

その理由は、次の訓練をさせると分かります。

着座動作を改善する即効トレーニング

必要な物品は、台やテーブルだけで、2ステップでできる簡単な内容です。

台を使った着座練習

まずは対象者の前に、座面よりも少し高い、台かテーブルを設置して下さい。

そして次は、手を台に置くようにお辞儀させ、上肢で体重を受け止めてから座らせます。

スティックピクチャーのイラスト。手をテーブルに置いてから着座している様子。

ダイ吉
ダイ吉

上肢の筋力のお陰で、
安心して座れるはずだよ。

プク太
プク太

うん、簡単な課題だね。

徐々に上肢に頼る割合を減らし、最終的には軽く触れるだけで、座れるまで繰り返します。

この課題ができる人ならば、筋力の影響は少ないので、次のステップに進んで大丈夫です。

イメージを使った着座訓練

台に軽く触れるだけで、危なげなく座れるようになったら、もう台は撤去してOK。

そして次は、台があるものだと想像させ、もう一度、同じ動作をやらせてみましょう。

スティックピクチャーのイラスト。台が消えているが、台があると思ってゆっくり着座している様子。

さっき使っていた台が、残像のように残っているため、大抵の人は同じモーションで、ゆっくりと着座ができるはずです。

最初の練習で、必要な筋活動は学習しているため、それほど難しくないはずですよ。

プク太
プク太

へぇ、イメージだけで
変るもんなんだね。

ダイ吉
ダイ吉

うん、台の練習で自信が
付いているからね。

勘が良い人なら、数分で動作が改善するよ!

安全な着座を定着させる

2~3日練習して、もう声掛けも台のイメージも不要になれば、介入は終了ですね。

スティックピクチャーのイラスト。深いお辞儀でゆっくりと着座している様子。

無意識に荷重をコントロールできれば、もう着座でドスンっと鳴ることはないでしょう。

この訓練の手順を逆にすると、立ち上がり動作の訓練になります。お辞儀が浅く荷重が足部に乗りづらい人には、逆モーションで反復させてみよう!
プク太
プク太

でも、何で即時的に動作が
改善するのかな?

ダイ吉
ダイ吉

やっぱ、筋活動の学習効果と、
本人の自信なんじゃない?

患者さんに、自信を付けさせることは超大事!これもセラピストの立派な仕事ですな。

おわりに

さて、ゆっくり座れない人に向け、安全な着座動作を獲得するための訓練を紹介しました。

立ち上がり動作も大事ですが、やっぱり骨折などの怪我を防ぐなら、着座動作にもしっかりアプローチしたいところですね。

ダイ吉
ダイ吉

それでは、着座動作が上手に
指導できますように。

【動作分析】なぜ立てるの?立ち上がり動作に必要な筋活動と関節運動
立ち上がり動作を「届ける・受け止める・切り返す」の3ステップでシンプルに解説。筋肉の動きだけでなく、関節運動や重さの移動という物理的な視点で、なぜイスから立ち上れるのか?を考えます。