【異常歩行のまとめ】臨床と実習で使える歩行分析ポイントと原因

杖を持って歩く男性。残像により歩行周期が分かる図。 動作・歩行分析
ダイ吉
ダイ吉

こんにちは、専門学校教員で
理学療法士のダイ吉です!

臨床や実習では、異常歩行を対象に、分析しながらリハビリを進めます。

この記事では、臨床でよく遭遇する異常歩行を、原因別に3つのカテゴリーに分類し、それぞれの詳細をまとめました。


異常歩行分析の基本

異常歩行は歩き方の癖ではなく、身体機能の低下を補うための代償動作の集合体です。

杖を使って歩く木製の人形。

そのまま眺めるのでなく、「なぜその動きが生じているのか」という、力学的メカニズムを理解することが臨床では必須となります。

バランス制御・ふらつきの代償

歩行分析の中でも特に難しいのが、小脳性運動失調による異常歩行です。

この2つの異常歩行は、重心の揺れや姿勢制御の不安定さを補うため、支持基底面を変化させて安定を図る代償が出現しています。

足関節機能低下からの運動連鎖

続いては、足関節機能による異常歩行です。

この2つは、可動域制限や筋力低下が原因のため、装具でクリアランス低下を予防するなど、対応策も一緒に分析する必要があります。

股関節周囲の弱化と片麻痺の代償

最後は、立脚期の支持性低下や、遊脚期の振り出し困難に対し、体幹や非麻痺側を過剰に利用して補う歩行です。

筋力低下や麻痺など、身体機能低下がどのように代償動作となって現れるのか?これをしっかり分析していきましょう。

おわりに

歩行分析って難しいですよね。

当然、歩行周期という基準の知識ががなければ、歩行から異常は見抜けません。

正常歩行の周期・各相まとめ|歩行分析の基準となる8つのフェーズ
正常歩行の周期(ランチョ・ロス・アミーゴ方式)の全8相を網羅したまとめ記事です。IC、LR、MStなど各相の役割と筋活動を整理し、詳細記事へのリンクをまとめています。歩行分析の基準作りにご活用ください。

そんな方は、このまとめ記事で正常歩行の周期をインプットしてください。